結論:4歳未満は無料。しかもチケットの予約が要らない
東京都三鷹市、都立井の頭恩賜公園の西園にある美術館です。館主は宮﨑駿。地上2階・地下1階建てで、屋上があります。
入場料金はこうなっています。
- 大人・大学生…1,000円
- 高校・中学生…700円
- 小学生…400円
- 幼児(4歳以上)…100円
そして公式の注記です。
「※4歳未満は無料(チケット予約不要)です」
「チケット予約不要」がいちばん効きます
ここは日時指定の予約制で、毎月10日にチケットが発売されます。人数ぶんの席を取らなければいけません。
ところが4歳未満は、その人数に数えなくてよいと公式が書いています。大人2人で予約すれば、0歳を連れて入れます。
予約が取りにくい施設で、この一文があるかないかは大きな違いです。
⚠️ 団体や前売り他、各種割引制度は実施していないと公式が明記しています。三鷹市および近隣市民枠があります(詳細はみたか都市観光協会のサイト)。
日時指定の予約制。毎月10日の10時に翌月分
行き方より先に、チケットの取り方を書きます。ここを外すと入れません。
- 予約はローチケWEBサイトでのみ受け付けます。美術館の窓口では販売していません
- 毎月10日の10時から、翌月入場分を発売します(例:6月10日10時に7月入場分)
- 受け取りはスマホアプリの電子チケットかローソン店頭で発券する紙チケット
- 入場時間は10時/11時/12時/13時/14時/15時/16時の7回から選びます
指定した入場時間から1時間以内に入ります。入れ替え制ではありませんので、入ったあとの滞在時間に区切りはありません。早い回を取れば、それだけ長くいられます。
転売されたチケットでは入場できません。休館日は毎週火曜ですが、公式が「その他の休館日や長期休館は、年度ごとに変動します」と書いています。開館カレンダーで確かめてください。
ベビーカーは館内に持ち込めない
ここが赤ちゃん連れにとっていちばん大きい制約です。
公式の「入場に際してのお願い」に、こうあります。
「ベビーカーは、ベビーカー置場に置いてから館内をお楽しみください」
館内は抱っこ紐で回ることになります。地上2階・地下1階に屋上まであるので、抱っこの時間はそれなりに長くなります。
移動そのものには手当てがあります。エレベーターが2機あり、地下1階から2階まで動きます。1階の入口から地下1階へ降りるときは段差解消機を使えます(どちらも1回に1台)。
屋上へのエレベーターはありません。天候不良時は屋上を閉鎖する場合があります。ベビーカー置場の場所と台数は公式に書かれていません。貸出ベビーカーの記載もありません(レンタルは車椅子3台の案内だけです)。
無料のコインロッカーが96個あります(小80・中16)。コインリターン式で、100円を入れると取り出すときに返ります。荷物は預けられます。
授乳室はあるが、場所が公開されていない
公式の「サービス・施設のご案内」に授乳室の項目があります。書かれているのは一文だけです。
「ご利用希望の方はスタッフにご相談ください」
場所も、数も、給湯設備の有無も書かれていません。常設の部屋なのか、そのつど案内される場所なのかも分かりません。使うつもりなら、入ってすぐスタッフに聞いておくのが確実です。
調乳用のお湯があるかどうかも分からないので、持って行ってください。
おむつかえ台は各階。多目的トイレが5か所
おむつ替えのほうは、はっきり書かれています。
「各階のトイレ及び館外とカフェの多目的トイレの中におむつかえ台を用意しています」
各階にあります。替えるためにフロアを移動しなくて済みます。
多目的トイレは5か所です。
- 館外…男女別に1か所
- 館内…男女共有で3か所
- カフェ店内…男女共有で1か所
公式が「車椅子をご利用の方や小さいお子様をお連れの方などのために、広い個室のトイレを用意しています」と書いています。
おむつかえ台の正確な数は書かれていません。紙おむつを館内で買えるかどうかも記載がありません。
館内で飲食できない。再入場もできない
もうひとつ、行く前に知っておくことです。
「美術館内での飲食はご遠慮ください。持ち込まれた飲食物や、カフェ『麦わらぼうし』で購入されたものは、店内かカフェ前のデッキにてお召し上がりください」
そのうえ再入場はできません。食事のために一度出たら戻れません。
離乳食のタイミングは、入館前か、館内を回ったあとのカフェに置くことになります。そこで出たゴミは持ち帰りと公式が求めています。袋を持って行ってください。
食べられるのはカフェの店内かデッキだけ
カフェ「麦わらぼうし」は別棟です。オレンジ色の外壁と赤い窓が目印で、店内は10:30、デッキは11:00オープンです。
店内の厨房で手作りしていると公式が書いています。
- くいしんぼうのカツサンド…1,000円
- ゴロっとやさいのドライカレー…950円
- 大葉ジェノベーゼとリンゴのしっとりチキンサンド…800円
- 麦わらぼうしのホットドッグ…750円
- 山盛りポテトフライ…450円
デッキ販売には森のソフトクリーム(ミルク・ストロベリー・ミックス)もあります。
10時の回に入ると、しばらくカフェは開いていません。悪天候時はデッキを利用できない場合があります。
麦茶もミルクもある。9大アレルゲンの表示つき
飲み物はりんごジュース、みかんジュース、ミルク(温・冷)、麦茶(温・冷)があります。温かいミルクと麦茶があるのは、小さい子を連れて行くときに効きます。
メニューには9大アレルゲンが表示されています。ただし公式が「ひとつの厨房で調理をしているため微量なアレルゲンが混入する可能性があります」と注記しています。詳しくは店頭のスタッフに確かめる形です。
キッズメニューの区分は公式にありません。
三鷹駅から徒歩15分。バスなら約5分。駐車場は無い
先に大事なことを書きます。専用の駐車場がありません。
公式の言葉は「美術館敷地内外に専用の駐車場はありません。お車での来館はご遠慮ください」です。障害のある方で車を利用する場合だけ、事前に相談する形になっています。
電車で行きます。JR中央線 三鷹駅の南口から、玉川上水沿いを歩いて約15分です。玉川上水沿いに、美術館の方向を示す案内看板があります。
抱っこ紐で15分歩くのがつらいなら、コミュニティバス(みたかシティバス)で約5分です。三鷹駅南口から2路線が出ています。
- 料金は大人230円、子ども現金120円/IC50円
- 定員55人(車椅子1台)
- スタジオジブリがデザインしたバスも走っています
美術館の休館日はバスも運休です。「三鷹の森ジブリ美術館ルート」の往復乗車券は発売が終了しました。三鷹駅はホームから2階の改札までエレベーターを使えますと公式が案内しています。
ネコバスに乗れるのは小学生以下
子ども連れに効く決まりが、ひとつあります。
「ネコバスの利用は小学生以下のお子様のみとさせていただきます」
大人は乗れません。裏を返せば、小学生以下なら乗れます。1〜2歳でも対象です。
ほかにも、この美術館は小さい子の扱いが独特です。受付できっぷを渡すとき、子どもも踏み台にのぼって自分の手で受け取ります。公式が「三鷹の森ジブリ美術館は、小さな子どもも一人前に扱います」と書いています。
そのきっぷは、映画の上映に本当に使える35mmフィルムです。どのシーンが当たるかは、もらってみるまで分かりません。
図書閲覧室「トライホークス」には、宮﨑駿館主とジブリ美術館おすすめの絵本・児童書が置いてあります。
土星座の映画は1人1回限り。約9〜16分
地下1階の映像展示室「土星座」は、80人ほどが入れる小さな映画館です。ここでしか観られないジブリのオリジナル短編アニメーションを上映しています。
上映作品は入れ替わります。
- 2026年9月2日〜9月30日…「パン種とタマゴ姫」(約12分)
- 2026年10月1日〜11月3日…「くじらとり」(約16分)
- 2026年11月19日〜11月30日…「たからさがし」(約9分)
鑑賞は1人1回限りです。上映作品・鑑賞方法は予告なく変更される場合があります。
短いので、赤ちゃん連れでも持ちます。赤いベンチは、前に座った人が大きかったときのために、背もたれに座って観られる作りになっています。映画が終わると窓が開いて日の光が射し込みます。
地下1階の常設展示室には、ストロボの点滅を利用した展示物があります。公式が「光に敏感な方はご注意ください」と書いています。
館内は写真が撮れない。それが方針
最後に、この美術館だけの決まりです。館内での写真撮影・動画撮影ができません。
公式が理由まで書いています。
「ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私達の願いです」
この記事に館内の写真が無いのも、同じ理由です。載せているのは公式の地図とカフェの写真だけにしました。
館内での携帯電話の使用も遠慮するよう求められています。敷地内はすべて禁煙です。ペットは入場できません(盲導犬・聴導犬・介助犬を除く)。
半日の回り方(大人2人と0歳で2,000円)
- 行く月の前月10日、10時…ローチケで予約する。0歳は人数に数えません
- 前日…抱っこ紐とゴミを持ち帰る袋、調乳用のお湯を用意する。火曜でないかを確かめる
- 10:45…三鷹駅南口へ。徒歩15分か、コミュニティバスで約5分
- 11:00…11時の回で入場。ベビーカーはベビーカー置場へ。授乳室を使うつもりなら、ここでスタッフに聞いておく
- 11:05…無料のコインロッカー(96個)に荷物を預ける
- 11:15…中央ホール、地下1階の常設展示室「映画の生まれる場所」
- 12:00…土星座(1人1回限り・約9〜16分)
- 12:30…2階へ。ネコバス(小学生以下)とトライホークス
- 13:15…屋上。エレベーターはありません
- 13:45…カフェ「麦わらぼうし」で食事。館内では食べられません。ゴミは持ち帰り
- 合計…大人2人2,000円(0歳は無料・予約も不要)+カフェ代
関東の博物館・美術館は無料が何歳までかで並べました。同じ都内の屋内施設なら多摩六都科学館と地下鉄博物館。月齢ごとに行ける施設は何ヶ月から行けるかに並べてあります。


