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地下鉄博物館

個別記事 2026年10月2日

葛西駅から徒歩1分の高架下で、展示はぜんぶ屋内。料金は大人220円と満4歳以上のこども100円だけです。授乳室とおむつ替え台があり、ベビーカーは受付で無料。⚠️ 館内で食事も持ち込みもできません。

館内の線路の上に置かれた黄色い地下鉄車両。屋根はオレンジ色で、車体に1001の番号が入っている
出典:地下鉄博物館 公式サイト(地下鉄車両1001号車/国の重要文化財指定)

月齢・年齢ごとの相性

0〜3ヶ月 公式FAQに「乳児を連れて行けますか?」という項目そのものがあり、「トイレにベビーベッドがあり、おむつの交換が出来ます。また授乳室もございます」と答えている。
4〜6ヶ月 館内は一部を除きバリアフリーと公式が明記していて、ベビーカーのまま見て回れる。
7〜12ヶ月 館内で食事ができない。公式FAQが「館内でのお食事はできません。持ち込みもご遠慮ください。(飲料は休憩コーナーで可能)」と書いている。
1〜2歳 簡易型の電車運転シミュレーターに年齢制限が無い(公式FAQ「簡易型電車運転シミュレーターにつきましては、特に年齢制限はございません」)。抱っこで運転台に触らせられる。
3〜6歳 「みて、ふれて、動かして」学習できる参加型ミュージアムと公式が自分で書いている。
小学生 千代田線の電車運転シミュレーターは小学生以上(危険防止のため、と公式が理由を書いている)。

ひと目でわかる設備

授乳室
あり(場所・数は未記載)
おむつ替え
あり(トイレにベビーベッド)
ベビーカー
無料貸出あり(受付で申し出)
離乳食
館内で食事不可・持ち込みも不可
目次

結論:3歳以下は料金の区分が無い。大人220円だけ

東京都江戸川区、東京メトロ東西線 葛西駅の高架下にある博物館です。日本で初めての、地下鉄に特化した博物館として1986年に開館しました。運営は公益財団法人メトロ文化財団です。

入館料はこの2つだけです。

  • 大人…220円
  • こども…100円(満4歳以上 中学生まで)

3歳以下の区分がありません。つまり、大人2人と0歳を連れて行っても440円です。この一覧のなかでも、いちばん安い部類に入ります。

⚠️ 公式のどこにも「3歳以下無料」という一文はありません。料金表に区分そのものが無い、という形です。英語ページも同じ2行だけです。こどもは "from 4 years old to junior high student" と書かれています。

葛西駅の高架下。徒歩1分で、全部が屋内

この施設のいちばん強いところは立地です。駅の高架下がそのまま博物館で、公式は徒歩1分としています。

そして展示は全部が屋内です。雨でも、暑くても寒くても、中身が変わりません。

ただし、改札から出るルートが2つあって、段差の有無が違います。

  • 《地下鉄博物館》方面出口…公式の書き方は「階段を左へ降りて正面」
  • 中央改札…「環七通りの横断歩道を渡り正面」

ベビーカーなら、中央改札から横断歩道を渡るほうが素直です。エレベーターの有無は公式に書かれていません。

快速列車は葛西駅に止まりません。専用の駐輪場もありません(公式が「公共の駐輪場をご利用ください」と書いています)。

ベビーカーは受付で無料。館内は一部を除きバリアフリー

公式のよくあるご質問に「車イスなどで行っても大丈夫ですか?」という項目があります。答えはこうです。

「当館は一部を除きバリアフリーになっていますので、車イスやベビーカーでもご覧頂けます。また車イスやベビーカーの無料レンタルも行っておりますので、ご利用の方は受付にお声をおかけください」

貸出は無料で、受付で声をかけるだけです。抱っこ紐だけで来ても、館内はベビーカーで回れます。

赤い車体の展示車両の前に、貸出用のベビーカーが1台置かれている
公式が出している貸出ベビーカーの写真。出典:地下鉄博物館 公式サイト

台数・対象月齢・型(A型かB型か)は公式に書かれていません。予約の案内もありません。「一部を除き」の一部がどこを指すかも書かれていません。

無料のコインロッカーもあります。荷物を預けて身軽に回れます。

授乳室とおむつ台はあるが、場所が公式に無い

公式のよくあるご質問に、「乳児を連れて行けますか?」という項目がそのままあります。

「トイレにベビーベッドがあり、おむつの交換が出来ます。また授乳室もございます」

さらに館内案内のページに授乳室の写真が載っています。木目の壁に囲まれた個室で、背もたれつきの一人がけ椅子と小さな台が置かれています。

木目の壁に囲まれた小さな個室に、背もたれつきの一人がけ椅子と小さな台が置かれている
公式が出している授乳室の写真。出典:地下鉄博物館 公式サイト
知らないと困る
設備の「有無」は分かりますが、「場所」がどこにも書かれていません

公式は授乳室があることも、トイレにベビーベッドがあることも明記しています。ところが、それがどこにあるのか、いくつあるのかは一行も書かれていません。

館内案内図はありますが、載っているのは7つの展示ゾーンだけで、設備の記号は一つもありません。

調乳用のお湯があるかどうかも書かれていません。紙おむつを館内で買えるかどうかも記載がありません。持って行ってください。

おむつ替えはトイレのベビーベッドです。どのトイレにあるか、いくつあるかは書かれていません。使用済みおむつを捨てられるかどうかも記載がありません。

館内は全館禁煙です。理由として公式が「小さなお子様が多くいらっしゃる施設ですので」と書いています。赤ちゃん連れが多い場所だと、館が自分で認めているということです。

館内で食事ができない。持ち込みも再入館も不可

ここがこの施設のいちばんの弱点です。館内で食事ができません。

公式のよくあるご質問はこう書いています。

「館内でのお食事はできません。持ち込みもご遠慮ください。(※飲料は休憩コーナーで可能)」

レストランも軽食コーナーもありません。そして、持ち込んだ弁当も離乳食も広げられません。

知らないと困る
再入館もできません

公式のよくあるご質問に「入館券は1日出入り自由ですか?」という項目があり、答えは「再入館はできません」です。

つまり、食事のために一度出たら、戻れません。

離乳食を食べさせるタイミングは、入館の前か後ろに置いてください。入館料が大人220円なので、食事の時間が来たらそこで切り上げる、という組み立てでも惜しくありません。

休憩コーナーで口にできるのは飲み物だけ

座れる場所はあります。休憩コーナーです。長机と椅子が並んでいて、公式の写真には飲み物の自動販売機とカプセルトイの機械も写っています。

長机と椅子が並んだ部屋。奥に飲み物の自動販売機、右手にカプセルトイの機械が置かれている
休憩コーナー。飲み物は飲めますが、食べ物は口にできません。出典:地下鉄博物館 公式サイト

ここで飲めるのは飲料だけです。館内案内のページにも「食べ物は召し上がれません。持ち込みもご遠慮ください。(※飲料は可能)」とあります。

持参のミルクを飲ませる場所としては使えます。授乳室もあります。困るのは、離乳食が始まってからです。

簡易型シミュレーターに年齢制限なし

1〜2歳にいちばん効くのがここです。公式のよくあるご質問に「電車運転シミュレーターの利用に年齢制限はありますか?」という項目があります。

  • 千代田線のシミュレーター…小学生以上(危険防止のため、と公式が理由を書いています)
  • 簡易型のシミュレーター…年齢制限なし

簡易型なら、抱っこで運転台に触らせられます。シミュレーターは全部で4台。選べるのは銀座線・有楽町線(半蔵門線)・東西線(日比谷線)の3種類で、かっこの中は週ごとに替わります。

実物大の運転台が入った箱型のブース。手前に3段の階段と手すりがあり、左の壁に走行映像を映す大きなスクリーンがある
電車運転シミュレーター。本物と同じ運転台で、運転中の揺れまで再現します。出典:地下鉄博物館 公式サイト

運転台だけでなく、一般座席からも走っている映像が見えます。順番待ちで並ばなくても、家族で一緒に見られるということです。

シミュレーターの終了時間は16:40です(入館は16:30まで)。路線映像の動画撮影は遠慮するよう公式が求めています。

メトロパノラマは1日4回。土日祝は自動運転

東京の地下を電車がどう走っているかを、上から見られる模型です。運行は1日4回と決まっています。

  • 第1回…11:00〜
  • 第2回…13:00〜
  • 第3回…14:00〜
  • 第4回…15:30〜
ビル群の模型の下を、明かりのついた地下鉄の模型が二段に重なって走っている
メトロパノラマ。出典:地下鉄博物館 公式サイト

土・日・祝日は自動運転です。時刻を気にしなくてよいということなので、赤ちゃん連れは土日祝のほうが動きやすいことになります。

平日に行くなら、この4つの時刻から逆算して着くのがいいと思います。

本物の車両が3両。1001号車は重要文化財

屋内に本物の車両が置いてあります。

  • 地下鉄車両1001号車…日本初の地下鉄車両。国の重要文化財指定
  • 丸ノ内線301号車…赤い車体に白い波形の帯
  • 東京高速鉄道129号車
  • 銀座線01系車両…30年以上使われた車両の先頭部分だけをモニュメントとして展示
手前に赤い車体の丸ノ内線301号車、奥に黄色い1001号車が並んで展示されている
手前が丸ノ内線301号車、奥が1001号車。出典:地下鉄博物館 公式サイト

1001号車は常時閉鎖されています。文化財を守るため、車内に入る扉は閉めてあり、イベントの際にだけ開放されます。外から見るぶんには、いつでも見られます。

展示は7ゾーン。ホールでは毎日映画

館内は7つのゾーンに分かれています。

  • 地下鉄の歴史…1001号車と丸ノ内線301号車
  • 地下鉄をつくる…シールドマシンのカッターディスク、アンダーグラウンド3Dシアター
  • 地下鉄をまもる…総合指令所の指令体験、単線シールドトンネル
  • 旅客サービス…サインシステム
  • 地下鉄車両のしくみ…東京高速鉄道129号車、銀座線01系車両
  • 日本と世界の地下鉄
  • 地下鉄プレイランド…シミュレーター、メトロパノラマ、地下鉄Q&A
細長い1フロアを斜め上から描いた館内案内図。7つのゾーンに番号がふられ、一列に並んでいる
公式の館内案内図。高架下なので、細長い1フロアに7ゾーンが一列に並びます。出典:地下鉄博物館 公式サイト

ホールでは毎日映画を上映しています。平日と土日祝で中身が違います。

  • 平日…毎日ちがうまんが映画(15:00〜)。過去の上映作品はピーターパン、フランダースの犬、ピノキオなど
  • 土・日・祝日…地下鉄建設映画(11:30〜/14:30〜)

イベント等の関係で中止・変更になる場合があると公式が注記しています。

地下鉄Q&Aは初級・中級・上級の3レベルで、それぞれ5問。上の子がいる家族向けです。

駐車場は無料。手続きが平日と土日祝で違う

車でも行けます。駐車場は無料です。公式のよくあるご質問が「料金は無料ですので、ぜひご利用ください」と書いています。

ただし、場所と手続きにくせがあります。

  • 場所は同じ高架下の浦安寄り250m先。博物館の建物とは離れています
  • 行き方は葛西駅南側より葛西五丁目信号/葛西警察署入口を曲がり、一つ目の角を左折(自家用車のみ)
  • 平日…駐車後、博物館の受付で『車種』『ナンバー』を申し出る
  • 土日祝…駐車場の係員から仮駐車券を受け取り、退館時に受付へ渡す

台数が公式に書かれていません。公式は「駐車台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関のご利用をお願いいたします」としています。公式自身が「一方通行などで少々わかりにくい場合」があると認めています。駐車場内の事故について館は責任を負わないとも明記されています。

10月10日は1001号車の車内特別公開

2026年10月10日(土)〜12日(月・祝)が「鉄道の日イベント」です。

赤ちゃん連れに効くのは初日です。

知っておくと楽
ふだん入れない1001号車の中に入れます

10月10日(土)10:00〜12:00と14:00〜16:00、歴史コーナーで1001号車の車内特別公開が行われます。

1001号車は国の重要文化財で、ふだんは扉を閉鎖しています。年に数えるほどの日です。

ほかの2日はこうです。

  • 10月11日(日)…トークイベント(14:00〜・ホール)。対象は小学生以上で、事前応募の受付は終了しています
  • 10月12日(月・祝)…鉄道関連映画の上映会(11:00〜/14:00〜・ホール)。2作品つづけて約90分ですが、上映中の出入りは自由と公式が書いています

「ちかはくマンスリースタンプラリー」は2027年3月31日まで開催中です。毎月ちがう車両のスタンプで、3種・6種・12種を集めるごとに賞品がもらえます。参加にはミュージアムショップで台紙を買う必要があります(価格は公式に書かれていません)。

図書室は閉室しています。団体の受付も当面中止です。

半日の回り方(大人2人と0歳で440円)

  • 前日…月曜でないかを確かめる(祝日なら翌日が休館)。紙おむつを館内で買えるかは公式に書かれていないので持って行く
  • 10:30…先に食事を済ませてから入る。館内では食べられず、再入館もできない
  • 11:00…葛西駅の中央改札を出て横断歩道を渡る(ベビーカーならこちら。博物館方面出口は階段)。受付で入館券を買い、ベビーカーを借りるなら声をかける
  • 11:05…無料コインロッカーに荷物を預ける。平日ならメトロパノラマの13:00の回を頭に入れておく
  • 11:15…地下鉄の歴史へ。1001号車と丸ノ内線301号車を外から見る
  • 11:45…地下鉄プレイランド。簡易型シミュレーターは年齢制限なし。運転台に触らせられる
  • 12:15…休憩コーナーで飲み物。食べ物は口にできない。授乳は授乳室で
  • 13:00…メトロパノラマ(土日祝は自動運転なので時刻を気にしなくてよい)
  • 13:30…ホールの映画。土日祝は14:30から地下鉄建設映画、平日は15:00からまんが映画
  • 合計…大人2人で440円(0歳は料金の区分なし)。車なら駐車場も無料

関東の博物館・美術館は無料が何歳までかで並べました。同じ屋内で乗り物を見られるのは鉄道博物館。月齢ごとに行ける施設は何ヶ月から行けるかに並べてあります。

基本情報

住所
〒134-0084 東京都江戸川区東葛西六丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
アクセス
徒歩1分。駅の高架下がそのまま博物館。
営業時間
10:00〜17:00。入館は16:30まで。
定休日
毎週月曜日。祝日・振替休日にあたる場合は、その翌日。年末年始(12月30日〜1月3日)も休館。
料金
- 大人 220円 - こども 100円(満4歳以上 中学生まで) 3歳以下(料金区分が無い)。まで無料
滞在時間の目安
1〜2時間
再入場
できない。公式FAQが「再入館はできません」と明記している。
公式サイト
www.chikahaku.jp
施設情報の最終確認日:2026年9月8日
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