結論:入館も体験も無料。区分が無い
東京都江東区有明、東京ビッグサイトのとなりにある東京都水道局の施設です。地上3階と地下1階、展示は全部が屋内です。
公式サイトの「入館料」の欄は一語です。
「無料」
それだけではありません。公式のよくあるご質問がこう答えています。「入場料はかかりません。このほか館内の体験も全て無料です」
大人2人と0歳で、0円です
シアターも、地下の給水所ツアーも、実験ショーも、追加の料金がかかりません。土日祝のイベントも参加無料です(小学生以下が対象・一部を除く)。
年齢による区分そのものがありません。「何歳から有料か」を調べる必要がない施設です。
ベビーカーで回れる。公式がそう明記
この施設には、ほかの科学館であまり見ない資料があります。「ミュージアムデビュー」という、A4で1枚のPDFです。
書き出しはこうです。「東京都水の科学館は、未就学児や幼児の親子連れのみなさんが『科学館デビュー』するのに最適な場所です!」
そのうえで、できることが並んでいます。
- バリアフリーなのでベビーカー移動ができる
- 休憩スペースがあり、座って休むことができる
- 室内でありながら水遊びができる
- 天候に左右されずに、遊びに行くことができる
- 見守りができて、安心して子ども達を遊ばせることができる
ベビーカーで入れるかどうかを、公式が言い切っています。科学館の公式サイトで、ここまではっきり書いてあるものは多くありません。
エレベーターは1階・2階・3階にあります(公式のフロアマップ)。⚠️ 貸出については公式に書かれていません(未確認)。自分のを押して行く前提で考えてください。
授乳室とおむつ台は公式に無い
先に、この施設の弱いところを書きます。
授乳室とおむつ替えの設備が、公式サイトのどこにも書かれていません。よくあるご質問にも項目がありません。
固定ページを数えると21本で、そのすべてを見ても出てきません。日本語と英語のパンフレット(PDF)のフロアマップにも、授乳室の記号はありません。
1階に、赤ちゃんの記号がひとつだけあります
フロアマップの1階に、横になった乳児の絵の記号がひとつ付いています。場所はエントランスとインフォメーションの側で、車いす対応トイレの記号と2つ並んでいます。
凡例がありません。授乳室なのか、おむつ交換台なのか、公式の資料からは決められません。
2階と3階には、この記号がありません。その2フロアにあるのは、女性用トイレ・水飲み場・エレベーター・男性用トイレの4つだけです。
調乳用のお湯についても記載がありません(未確認)。水飲み場は各階にあります(フロアマップの記号)。お湯は持って行ってください。
前の章の「ミュージアムデビュー」のPDFは、未就学児と幼児の親子連れに向けて書かれています。それでも授乳室に触れていません。この施設は、そこだけが空白です。
館内で食べられない。屋外のベンチだけ
もうひとつ、先に知っておくことがあります。公式のよくあるご質問です。
「現在、館内でのお食事は禁止しています。ただし屋外のベンチや芝生広場でお食事をすることができます」
離乳食をあげる場所が、屋内にありません。この記事で7〜12ヶ月だけ判定を下げたのは、この一点です。
屋外についても公式が続けています。「都合・天候の影響などにより使用できない場合がございます」
館内に飲食店はありません。パンフレットの注意書きも「決められた場所以外での飲食はご遠慮ください」です。館内は禁煙です。
1階は屋内の水遊び場。滝の裏に回れる
ここからが、この施設の中身です。1階のアクア・パークから書きます。
入ってすぐ、高さ10メートルの岩山「わくわくマウンテン」があります。上から滝が落ちていて、トンネルに入ると滝の裏側から見られます。
その足もとが「うきうきプール」です。公式の説明はこうです。
「小さな子供たちでも遊べるプールや水遊び玩具もあります」
- プールの下にもぐりこむと、透明なドームから顔を出せます
- スイッチを押すと、雲から雨が降ってきます
- 水鉄砲と的があります
- 水遊び用の玩具が置いてあります
屋内で水遊びができるのが、1〜2歳にいちばん効きます。公式も、屋内施設の利点として「室内でありながら水遊びができる」を挙げています。
着替えとタオルを持って行ってください。着替える場所については、公式に書かれていません(未確認)。公式が、幼児には大人が付き添うよう求めています。
となりのアクア・ショーケースが休憩スペースです。映像ライブラリーがあり、公式が「ショーケースで座って休める」と書いています。
3階のシアターは15分。整理券が要る
3階のアクア・トリップ 水のたびシアターは、前方・左右・天井の4面に映像を映す部屋です。

自分が水つぶになって、森から川を下り、ダムを超え、浄水場を通って蛇口まで届く、という筋です。床にビーズクッションが置いてあって、そこに座って見ます。
所要は約15分、定員は50名です。上映は9時45分から16時30分まで、15分おきにあります。
整理券を先に取ってください
公式が「『アクア・トリップ水のたびシアター』、『アクア・ツアー』は整理券制です。お時間指定の入った整理券をインフォメーションにて配布しています。※事前予約は承っておりません」と書いています。
1階のインフォメーションで、希望の上映時間の整理券を受け取ります。上映の5分前には3階のシアター入口前に集まるよう公式が求めています。
途中入退場ができるかどうかは、公式に書かれていません(未確認)。場内は暗く、15分あります。
3階の森は、体を動かして答える2択
同じ3階のアクア・フォレストは、奥多摩の水源林をモデルにしたゾーンです。

クイズが、体を動かして答える2択になっています。座って読む展示ではありません。
大きな洞に入れます。足跡、フン、食事の痕といった痕跡をさがす仕掛けもあります。
公式の「ミュージアムデビュー」は、このフロアの利点をこう書いています。子どもには「虫や動物を見ることができる」「ちょっとした広い空間がある」、親には「生きている虫ではない安心感」。
2階は実験室と、くらしの水の展示
2階は2つに分かれています。アクア・ラボラトリーとアクア・タウンです。
ラボラトリーのほうは、水の性質を体で確かめる装置が並びます。
- 巨大シャボン…6角形の枠の中に入って、ヒモをゆっくり引くと、シャボンの壁が上がってきます
- 霧のリング…筒の後ろを叩くと、穴から霧の輪が飛び出します
- 水の真空実験…大型の真空実験装置を使うもので、公式が「人気だよ」と書いています
アテンダントによる水の実験ショーもあります。

アクア・タウンのほうは、キッチン・バスルーム・トイレ・ランドリーを模した「くらしの中の水」が中心です。

5つのカテゴリー別のクイズは、全問正解するとファンファーレが鳴って、巨大蛇口から霧状の水が流れます。
地下に本物の給水所。歩いて回れる
この建物の地下には、実際に動いている水道施設「有明給水所」があります。

アテンダントと一緒に歩くガイドツアーがあります。これがアクア・ツアーです。展示の模型ではなく、稼働している設備を見ます。
こちらも整理券制です(1階のインフォメーション・事前予約は不可)。その日のコースの長さは日によって変わります。次の章のページに、当日のぶんが出ます。
アクア・ツアーの映像に不具合があるという告知が出ています(2026年6月23日)。
その日の混雑予想が、毎日1枚出る
この施設でいちばん実用的なのは、展示ではなくお知らせのページです。
公式が毎日、「本日のご来館ガイド(混雑予想・アクアツアー)」を出しています。1時間ごとに3色のシグナル(緑=空いている/黄=やや混雑/赤=混雑)と、混む理由が並んだ表です。
2026年9月10日(木)は、こうなっていました。
- 09:30〜10:30…空いている
- 10:30〜11:30…混雑(理由=団体利用のため)
- 11:30〜14:30…やや混雑(理由=団体利用のため)
- 14:30〜16:30…空いている
平日の午前は、学校の団体が入ります。この日、空いていたのは開館直後の1時間と、午後2時半以降でした。
同じ画像に、その日のアクア・ツアーの所要時間も入っています(この日は「15分コース」)。行く日の朝に見てから出ると、待ち時間が読めます。
土日祝は無料イベントが1日2回
土日祝には、イベントが入ります。11時からと13時30分からの2回が基本です。
3系統に分かれています。実験&サイエンスショー/体験&ワークショップ/パフォーマンスショー。2026年9月の顔ぶれはこうでした。紙芝居「こぐまのみぃちゃんと水の森」、ハッピーバルーンショー、けん玉ショー、クラウンのパフォーマンスショー。
参加は無料。整理券は1時間前から
各イベントは小学生以下が対象です(保護者同伴)。参加費はかかりません。
一部を除いて整理券が要ります。1階インフォメーションで、開催の1時間前から先着順に配ります。予約はできません。
整理券はひとり4枚(家族4名分)までです。
国際展示場駅から10分。駐車場は無い
- りんかい線 国際展示場駅…徒歩約10分
- ゆりかもめ 東京ビッグサイト駅…徒歩約10分
- 都バス 武蔵野大学前…徒歩約5分
- お台場・フジテレビから…徒歩約25分
どのルートも「夢の大橋」を渡ります。
ベビーカーなら、りんかい線のルートが読みやすいほうです。公式が3つのルートの道順を1歩ずつ書いています。ゆりかもめのルートには「最初に見える左の階段をおります」が入っています。りんかい線のルートには階段が出てきません(段差が無いとまでは書かれていません)。
一般の駐車場がありません
公式が「一般の方は公共交通機関をご利用ください」と書いています。
団体見学バスと障がい者用車両の駐車場はあります。ただし工事等の影響で使用できない期間があるので、使うときは事前に連絡するよう公式が求めています。
江東区臨海部コミュニティサイクルの武蔵野大学サイクルポートが、館から徒歩約1分です。
半日の回り方(大人2人と0歳で0円)
- 前日…月曜でないか確かめる(休日なら翌日が休館)。着替えとタオル、お弁当、調乳用のお湯を用意する
- 当日の朝…公式の「本日のご来館ガイド」で混雑予想を見る。平日なら団体の時間帯を外す
- 9:30…りんかい線 国際展示場駅から徒歩約10分。一般の駐車場は無い
- 9:40…1階インフォメーションでアクア・トリップの整理券を取る(時間指定・予約は不可)。土日祝ならイベントの整理券も
- 9:45…1階のアクア・パーク。わくわくマウンテンとうきうきプール。濡れる
- 10:30…3階 アクア・トリップ(約15分)→ 3階 アクア・フォレスト
- 11:15…2階 アクア・ラボラトリー(巨大シャボン・霧のリング)→ 2階 アクア・タウン
- 12:00…お弁当。食べるのは屋外のベンチか芝生広場。館内では食べられない
- 12:45…1階のアクア・ショーケースで休憩。合計 約60〜90分が公式の標準時間
- 合計…大人2人と0歳で0円
関東の博物館・美術館は無料が何歳までかで並べました。同じ東京の入館無料なら消防博物館、屋内の水遊びならギャラクシティ。月齢ごとに行ける施設は何ヶ月から行けるかに並べてあります。

