未就学児は無料。見学は約2時間
横浜・本牧にある日本庭園です。生糸貿易で財を成した実業家・原三溪が造り、1906年に一般に公開しました。広さ175,000㎡の起伏のある土地に、京都や鎌倉から移した古建築が並び、庭の全域が国の名勝に指定されています。

赤ちゃん連れが先に知るところを4つ並べます。
- 未就学児は入園料がかからない(こどもの料金は小学生から)
- 授乳室は無い。ベビーシートは4か所のトイレにある
- ベビーカーの貸出は無く、園内は砂利道
- 外苑ではお弁当を食べてよい(内苑は飲食禁止)
入園料は大人(高校生以上)900円/こども(小学生・中学生)200円です。未就学児の区分がありません。赤ちゃん連れの夫婦なら、大人2人で1,800円です。入園料はクレジットカードや交通系ICでも払えます。
公式FAQは「約2時間で全域を観る事ができます」と答えています。開園は9:00〜17:00(最終入園16:30)で、休園日は12月26日〜31日です。
授乳室は無い。おむつ台は4か所
公式FAQに「授乳室のご用意はありません」と書かれています。
おむつ替えは、公式FAQの答えが「ベビーベット(ベビーシート)は、正門駐車場内・南門付近・中央広場・三溪記念館内の各トイレにあります」です。この4か所は、車いすのまま入れる広さのトイレと同じ場所です。
正門の駐車場、園の中ほどの中央広場、内苑の三溪記念館、反対側の南門付近と、園内の4方向に分かれています。
紙おむつを園内で売っているかは、公式に書かれていません。飲み物は園内の茶店で売っていて、自動販売機は正門駐車場にあります。
ベビーカー貸出なし。園路は砂利
公式FAQの「ベビーカーの貸出サービスはありますか?」への答えは「現在、お取り扱いしていません」です。使うなら、自分のベビーカーを持っていきます。
散策コースのページには「園内は砂利道となりますので、歩きやすい靴での散策がおすすめです」とあります。
車いす向けには「バリアフリーコース」(90〜120分)があります。段差の少ないエリアを中心に、正門から大池、御門、三溪記念館、臨春閣、中央広場、旧燈明寺本堂と回る道順です。ただし公式は「舗装されていない砂利道のため、補助者なしでの散策は苦労が伴います」とも書いています。ベビーカーで回るなら、この道順が目安になります。
車いすは正門(4台)と南門(1台)で無料で借りられます。1グループ1台までで、予約はできません。
抱っこ紐なら三重塔の丘へ
公式のおすすめ「じっくり満喫コース」(90〜120分)は、「三溪園の起伏ある特徴的な地形を楽しみながら」回る道順です。蓮華院の横の小道を抜けて海岸門を出ると、山頂へ向かう坂道になります。
坂を上りきった右手が、展望台になっている松風閣です。公式は「天気が良い日は富士山を臨むこともできます」と書いています。その先に三重塔があり、山頂からは横浜の街並みやベイブリッジが見えます。
三重塔は1457年(室町時代)の建物で、園内でもっとも古く、公式は「関東地方では最古の重要文化財の塔」と紹介しています。坂道と砂利を行くので、ここは抱っこ紐が向いています。
内苑の古建築は外から見る
御門から先の内苑は、かつて原家が私庭として使っていたエリアです。中心は臨春閣で、1649年に紀州徳川家の別荘として建てられたと考えられている建物です。池に沿って3つの棟を奥へずらしながらつないだ姿が、三溪園が「東の桂離宮」と呼ばれる理由になっています。室内の一部は外から見られます。

渓谷沿いの聴秋閣は、1623年に二条城内に建てられたと伝わる楼閣です。奥の遊歩道は、新緑と紅葉の季節にだけ開きます。
古建築は、基本的に内部を公開していません。原三溪の住まいだった鶴翔閣は、お正月とお盆の時期に内部を見学できます。
見られない時期が決まっている建物が2つあります。
- 旧矢箆原家住宅(白川郷から移した合掌造り)…2026年1月21日から2027年3月末(予定)まで、屋根の葺き替え工事で公開休止
- 旧燈明寺三重塔…2027年4月から大規模修繕が始まり、素屋根で囲まれて見えなくなる
休憩は冷房のある三溪記念館
冷房の効いた屋内で休めるのは、内苑にある三溪記念館です。公式は暑い時期のお知らせで「内苑の『三溪記念館』は冷房が効いています」と案内しています。
ロビーには「ゆったりと休憩できる椅子」があり、中庭の池の向こうに三重塔が見えます。ベビーシートのあるトイレもこの建物の中です。
展示室は3つで、原三溪ゆかりの美術品や臨春閣の障壁画を、約1か月半ごとに入れ替えて見せています。2026年9月11日から10月24日までは所蔵品展「月影に」です。ロビーには日本茶と和菓子の「茶論望塔亭」が出る日もあります(営業日は公式のイベント情報で告知)。
花は梅から紅葉。蓮は朝
公式の「園内見ごろの花」から、主なものを並べます。


- ロウバイ…1月〜2月
- 梅…2月〜3月(2026年の観梅会は2月7日〜3月3日)
- 桜(ソメイヨシノ)…3月〜4月(桜ライトアップの期間は21:00閉園)
- フジ…4月〜5月
- ハナショウブ…5月〜6月
- 蓮…7月〜8月(早朝観蓮会の日は7:00開園)
- ヒガンバナ…9月
- 紅葉…11月〜12月(2026年は11月20日〜12月13日に紅葉の遊歩道を開放)
蓮は朝の花です。公式は「午前中の早い時間帯であれば、蓮の花をお楽しみいただけます」と書いています。秋は、2026年10月31日から11月23日まで菊花展があります。
茶店は3軒。お弁当は外苑で
公式FAQは、お弁当について「内苑および旧矢箆原家住宅内は飲食禁止です。外苑は飲食可能です」と答えています。離乳食をあげるなら、正門側の外苑です。
ただし、レジャーシート・タープ・テント・テーブル・イスの持ち込みはできません。ゴミは持ち帰ります。
茶店は3軒です。
- 三溪園茶寮(外苑の大池前)…手焼きだんご。11:00〜15:00。カードとSuicaが使える
- 雁ヶ音茶屋(大池付近)…おしるこ、おでん、ラーメン。11:00〜15:00。現金のみ
- 待春軒(旧燈明寺本堂の隣)…原三溪が考案したといわれる「三溪そば」950円。10:30〜16:00で、食事は11:00から。水曜定休
三溪園茶寮と雁ヶ音茶屋は中央広場のそばに並んでいて、ベビーシートのあるトイレも中央広場にあります。キッズメニューがある店かどうかは、公式に書かれていません。
コイのえさやりと隣の公園の遊具
園内のコイには、園内の茶店で売っているコイ用のえさに限ってえさをあげられます(公式FAQ)。ほかの野生の生き物や猫にはあげられません。
南門の外は、本牧市民公園です。公式の散策コースは「本牧市民公園には本物のSLの展示、横浜市陶芸センターやお子様向けの遊具もあり、三溪園散策とセットで楽しめます」と紹介しています。正門から入って南門へ抜ける「本牧市民公園立ち寄りコース」は40〜60分です。
なお、イベントの「ザリガニ釣り」は、2026年は開催しません。虫取り網の持ち込みも断られます。
駐車場は2時間1,000円
駐車場は正門入口の横にあり、最大60台です。バスと兼用なので、バスの予約によって停められる台数が変わります。
料金は入場から2時間まで1,000円、そのあと30分ごとに200円で、1日の上限はありません。支払いは現金のみ(1,000円札と硬貨)です。最終入庫は16:30。公式は、梅・桜・紅葉の時期や夜間開園のときは特に混むと書いています。
隣の本牧市民公園の駐車場(約300台・24時間)も、公式FAQが案内しています。1時間200円、以降30分100円で、出入口から三溪園の南門まで約220mです。
電車なら、横浜駅東口のバスターミナル2番乗り場から三溪園方面行きのバスで「三溪園入口」へ。バス停から徒歩5分(300m)です。最寄り駅はJR根岸駅で、駅前1番乗り場から本牧方面行き(58系統・101系統)で約10分、「本牧」から徒歩約10分です。
アソビューは公式と同額
アソビューに電子前売り入園チケットがあります。大人(高校生以上)900円・小中学生200円で、公式の入園料と同じです。公式のご利用案内も、この券を「事前購入できるオンラインチケット」として載せています。
購入日から6ヶ月使えて、日付の予約は要りません。券の区分も大人と小中学生の2つだけです。
連れて行けるのはどの月齢から
7ヶ月ごろからが行きやすくなります。外苑で離乳食をあげられて、おむつ替えの場所が園内の4か所に散らばっているからです。
0〜6ヶ月は、授乳室が無く、ベビーカーも借りられず、園路が砂利道です。行くなら抱っこ紐と授乳ケープを持って、暑い日は冷房の効いた三溪記念館で休みます。
7〜12ヶ月は、コイや季節の花が目で追える楽しみになります。
1〜2歳はまだ無料で、自分で園路を歩けます。南門から本牧市民公園へ抜ければ、子ども向けの遊具もあります。
行く前に1つだけ。車で行くなら、駐車場の現金(1,000円札と硬貨)を用意しておきます。
関東の施設を月齢ごとに数えました。関東の公園は授乳室にお湯があるかで並べました。前売券が買える施設は一覧にしてあります。


