結論:入園無料。1時間で切り上げても損がない
公式のよくある質問が「入園料はいくらですか?」に「無料です」と一言で答えています。年齢を問わず、全員が無料です。
これは赤ちゃん連れにとって、値段以上の意味があります。行ってみて機嫌が悪ければ、30分で帰っても損がありません。「今日は行けるところまで」で出かけられる動物園は多くありません。
1周は1時間〜1時間30分と公式が書いています
「休憩や食事の時間を除いて、1時間〜1時間30分程度です」。この一覧の中でいちばん短い部類で、昼寝の前に回りきれます。
授乳室は1か所。おむつ台は4か所
公式が場所を書き出しています。
- 授乳室…園内番号1番のバードケージ横に1か所
- おむつ交換台…入園口/ひだまり広場の屋内休憩所内/フサオマキザル展示場前/なかよし広場横の4か所
⚠️ 園内のトイレはすべて車いす対応です(うちオストメイトが2か所)。おむつ台のある4か所以外でも、ベビーカーごと入れます。
ただし授乳室は1か所だけです。園の反対側にいるときは戻ることになります。おむつは4か所で替えられるので、移動を伴うのは授乳だけです。
この授乳室、公式によると備品は来園者の募金で入りました。令和6年度の募金は10,330,462円でした。使い道はこの3つです。
- フンボルトペンギン展示場のリニューアル
- ひだまり広場のテーブル・ベンチ
- 授乳室内の備品
入園口にレッサーパンダ型の募金箱があります。
ベビーカーは無料。ただし7ヶ月からで4台だけ
貸出は無料です。ただし条件が2つあります。
B型で「7ヶ月〜24ヶ月」、しかも4台だけです
公式が「貸し出するベビーカーはB型で、7ヶ月〜24ヶ月のお子様が対象です」と書いています。首すわり前は対象外で、2歳を過ぎても対象外です。
4台しかありません。公式も「台数が限られているため、貸し出しできない場合もございます」と書いています。当てにせず、自分のものを持っていくほうが確実です。
車いすも4台無料です。コインロッカーは入園口前にあります(大:たて75×よこ30×奥行45cm/小:たて45×よこ30×奥行45cm)。
ベビーカーと車いす以外の乗り物は持ち込めません(キックボード・三輪車・ローラーシューズなども不可)。

ふれあいは全部が事前予約。当日は参加できない
ここを知らずに行くと、いちばんの目的を逃します。
小動物とのふれあいは、全ての回が事前予約制です
「なかよし広場」のモルモット&ハツカネズミのふれあいは、専用の予約システムから予約します。受付開始は各日の1週間前12:00(正午)で、先着順です。
当日その場で申し込むことはできません。
参加の条件も細かく決まっています。
- 1回約20分(事前学習5分+ふれあい15分)
- 1組5名まで。0〜2歳は2名まで同伴できます(下の子を連れたまま、上の子を参加させられます)
- 集合は予約時間の10分前になかよし広場
- 1人1日1回まで
- 小学生以下だけでは予約できません(保護者と利用します)
- 予約したら、YouTubeの事前学習動画(動物となかよくなるための4つのおやくそく)を見てから行きます
7月7日〜9月11日は熱中症対策で、場所が「なかよし休憩所」に変わります。定員も減ります(平日は全7回各6組、土日祝は全4回各6組)。通常は全7回各10組です。
なお動物にエサをあげることはできません(公式が明記)。ふれあいはこのプログラムだけです。
専用駐車場が無い。バスなら坂を歩かずに済む
ここが最大の注意点です。専用の駐車場がありません。公式は「近隣の有料駐車場をご利用ください」と書いています。
しかも動物園は野毛坂の上にあります(公式のアクセスにも「坂の上に動物園があります」とあります)。
市営バス89系統なら「野毛山動物園前」下車すぐ
桜木町駅から徒歩だと15分の上り坂ですが、市営バス89系統「一本松小学校」行きに乗れば、動物園前で降りてすぐです。
「ぶらり野毛山動物園BUS」が毎日運行しています。動物が描かれた黄色いラッピングバスが目印です(土日は一部が通常の市営バスになります)。
京急線の日ノ出町駅からは徒歩10分です。障がい者用の駐車場だけは入口に3台分あります(予約不可)。
園内に路面電車がある。休憩所になっている
この園にしかないものがあります。本物の市電(路面電車)が園内にあり、休憩所として使われています。
明治37年から横浜市内を走っていた路面電車で、昭和3年から昭和46年までは、園の下の「野毛坂」も走っていました。廃線になったあと、動物園の休憩所になりました。
もう一つ、「ひだまり広場」は、かつてこの園を代表したゾウの「はまこ」がいた展示場の跡です。芝生を植えて広場にし、平成27年に屋内休憩所ができました。おむつ台と軽飲食(ひだまりカフェ)があり、弁当も食べられます。
弁当の場所は公式が名指ししています。ひだまり広場と、園内地図16番の大池前の芝生広場。混み合っているときは使えないことがあり、そのときは隣の野毛山公園を使うよう案内されています。
ひだまりカフェは7大アレルギーをメニューボードに書いていて、成分の詳細もカウンターで用意しています。アレルギーのある子と行くときに効きます。

47種。レッサーパンダもキリンもいる
無料ですが、顔ぶれは薄くありません。公式の動物紹介に47種が載っています。
- 大きい動物…キリン、グレビーシマウマ、ニホンツキノワグマ、チンパンジー、アビシニアコロブス
- 子どもに人気…レッサーパンダ、フンボルトペンギン、マヌルネコ、ミナミコアリクイ、オグロワラビー、ホンドタヌキ
- 爬虫類が多い…インドガビアル、ヨウスコウワニ、ニシアフリカコビトワニ、ヘサキリクガメ、ホウシャガメ、グリーンイグアナ
飼育員の解説「どうぶつガイド」が毎日あります。日によって対象が変わります。キリン・カグー・バードケージ・ミゾゴイ・タヌキ。ミナミコアリクイ・ニホンツキノワグマ・オグロワラビー・フサオマキザルなどです。時間は月ごとに変わるので、当日の掲示で確かめます。
公式のコンセプトは「小さな子どもがはじめて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」です。はじめての動物園として作られています。

季節で変わる。桜は約250本
- 春…動物園と隣の公園にソメイヨシノを中心に桜が約250本。野毛山公園のバラ園は45種240株。入口にオリジナルこいのぼり「のげのぼり」が出ます
- 夏…「ナイトのげやま」で夜の動物が見られます(8月の土日祝は13:00〜20:00)
- 秋…9月に「動物感謝祭」。大池のまわりは紅葉します
- 冬…園内に大きなツリーが出て、サンタが動物に特別なエサをプレゼントします。入口花壇に翌年の干支の撮影スポットが出ます
ニホンツキノワグマの展示場の横にはボタン園があり、4〜5月ごろが見頃です。

休みは月曜。5月は無休
休園日は毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)と12月29日〜1月1日です。5月は無休になります。
開園は9:30〜16:30で、入園の締め切りは16:00です。8月の土日祝だけ13:00〜20:00になり、昼に行けません。
公式は「開園してすぐと夕方に動物が活発に動く」と書いています。9:30に入るのがいちばん見られます。
1日の回り方(1歳連れ、入園無料)
- 前の週…ふれあいに参加するなら、1週間前の12:00に予約を取る
- 9:30…市営バス89系統「野毛山動物園前」で降りて入園。入口案内所でベビーカーを借りる(無料・7ヶ月〜24ヶ月・4台)
- 9:40…入口のトピアリーと花壇で写真。バードケージ横の授乳室で授乳を済ませる
- 10:00…レッサーパンダ・キリン・フンボルトペンギンを回る
- 11:00…ひだまり広場で休憩。屋内休憩所におむつ台があります
- 12:00…ひだまり広場か大池前の芝生で弁当
- 13:00…市電の休憩所を見て、1周を終える(1時間〜1時間30分)
関東の動物園は1周にかかる時間の短い順にまとめました。歩かずに回るなら車で回るサファリパークもあります。同じ横浜市緑の協会が運営するよこはま動物園ズーラシアと金沢動物園も掲載しています。月齢ごとに行ける施設は何ヶ月から行けるかに並べました。

