結論:未就学児は無料。ただし坂と石畳がある
入館料は大人2,000円ですが、未就学児は無料です。公式の入館料表に「※未就学児無料」と書かれています。子どもの人数は料金に効きません。
ただし、赤ちゃん連れが先に知っておくべきことがひとつあります。公式が自分で「歩きにくい」と書いている美術館です。
公式が「乳幼児をお連れの方の移動にご不便をおかけする場合があります」と書いています
「当館は山の地形を生かした作品展示をしています。階段や勾配のある坂道、園路が細くなる場所や石畳で引っかかるため、お体の不自由な方や乳幼児をお連れの方の移動にご不便をおかけする場合があります」(公式「入館時のお願い」)。抱っこ紐を持っていくかどうかは、ここで決まります。
授乳室は1か所。おむつ替えは多目的トイレ5か所
数が違うので、分けて覚えます。
- 授乳室…新館インフォメーション(美術館出口フロア内)に1か所
- おむつ替え…多目的トイレ5か所。館内マップの凡例が「多目的トイレ ベビーシートの設置があります」と書いています
⚠️ おむつ替えは館内のあちこちでできますが、授乳室は出口側の1か所だけです。屋外展示場の奥にいるときは戻ることになります。
授乳室の給湯設備と電子レンジについては、公式に書かれていません。調乳用のお湯は持っていくのが確実です。
持ち込めないベビーカーがある
ここが、ほかの施設とはっきり違うところです。公式が持ち込みを断っているものを名指ししています。
シートベルトの無いベビーカーは入口で預けることになります
断られているのはこれです。
- 「シートベルトの無いベビーカー」
- 「キャリーカートタイプのベビーカー(複数人が乗れるカート)」
- 「手押しタイプを含むすべての三輪車」
- 「座席付きキャリーケース」
- 「けん引式のキャリーワゴン」/「電動カート」
新館インフォメーションで預けて、無料貸出のベビーカーか車イスに乗り換えます。理由も公式が書いていて、細い通路をふさぐことと、坂道で危ないことの2つです。
1〜2歳のかじ取り棒つき三輪車は、手押しタイプでも入れません。持っていくと入口で預けることになります。
ベビーカーは2か所で無料貸出。予約はできない
貸出は本館インフォメーションと新館インフォメーションの2か所で、料金は無料です。車イスも同じ場所で借りられます。
予約は受け付けていません。公式が「貸出状況によりご利用いただけない場合があります」と書いています。台数は公表されていません。
車イスで回れるのは「屋外展示の主なルート」までです。ピカソ館2階と丸太広場キトキは昇降機、本館ギャラリー2階は建物外のスロープを使います(スタッフに声をかけます)。ベビーカーも同じ道になります。
半券で再入館できる。当日だけ
公式のよくある質問が「再入館はできますか?」に「当日に限り、入館券の半券で入館できます」と答えています。
これは赤ちゃん連れに効きます。車に戻って授乳して、昼寝をさせてから、もう一度入れます。1周は60〜90分、室内展示場や休憩を含めて90〜120分と公式が書いているので、午前と午後に分けても回りきれます。

ネットの森は3歳から。大人は白いマットに入れない
木造ドームの中に、色とりどりの手編みネットが吊るされた遊び場です(堀内紀子《おくりもの:未知のポケット2》)。中に入って登ったり、跳ねたり、ボールに乗ったりできます。
ただし、公式が「7つのおやくそく」を出しています。
- 遊べるのは小学生まで(入れるのは12歳まで)
- クツはぬぐ(雨の日も)
- 大人は白いマットに入れません(付き添いは少人数で)
- 白いマットの中で走らない
- クッションは重ねない、転がさない
- ボールは大きくゆらさない
- 外側には登らない
大人が中に入れないので、1〜2歳には向きません。ひとりで登り降りできるようになってからの遊び場です。
雨の日について、公式がこう書いています。
「木枠の一部にシートが貼ってありますが、全てをカバー出来ませんので、ご利用にあたっては各自判断で」
荒天と降雪のときは閉鎖することがあります。

約120点。登れる塔と寝転べるベンチ
屋外展示場は7万平方メートルあり、名作が約120点並びます。作品にはさわれませんが、ふれてよいものが別に用意されています。
- 幸せをよぶシンフォニー彫刻…高さ18メートル・内径8メートルの塔。全面のステンドグラスの中を、らせん階段で登れます。登りきると箱根の山々が見えます
- 目玉焼きのベンチ「サニーサイドアップ」…白身が座面です。腰かけても、ごろんと寝転んでもかまいません
- 星の庭…彫刻家・井上武吉が設計した星形の迷路。地面より低く掘り下げてあり、外から星形の線が見えます
- ポケっと。…芝生の休憩エリア。イサム・ノグチ《オクテトラ》は、中に入って登ったりくぐったりできる作品です。松原成夫《宇宙的色彩空間》は枠をくぐり抜けられます

休憩は芝生と足湯。ベンチで日陰に入れる
屋外が主なので、休む場所を先に決めておくと楽です。
森の足湯は源泉かけ流しです
敷地内から湧く二ノ平温泉を使った足湯で、全長約28メートル・39名。手湯もあります。2024年7月のリニューアルで段差を解消し、車椅子の人向けの席も作られました。タオルの貸出・販売については公式に書かれていません。持っていくのが確実です。
丸太広場キトキは箱根の間伐材を使った室内の休憩スペースで、大きな丸太がテーブルにもベンチにもなります。携帯電話の充電もここでできます。
フリーWi-Fiがあります(パスワードはスタッフに聞きます)。館内の一部は電波が弱いと公式が書いています。

弁当は丸太広場キトキ。ビュッフェは幼児880円
弁当を食べてよい場所を、公式が名指ししています。室内は「丸太広場キトキ」、屋外は「各所のベンチ」です。それ以外の場所での飲食は断られています。離乳食もこの2か所で食べさせることになります。
食事はビュッフェのベラフォレスタ(平日11:00〜15:30、土日祝11:00〜16:00。最終入場15:00)と、彫刻の森ダイニング(10:00〜17:00)、カフェ(9:00〜17:00)があります。
ベラフォレスタの料金は大人2,600円、小学生1,800円、幼児(3歳から)880円です。2歳以下の料金は公式に書かれていません。
公式が「小さなお子様向けのフライドポテト・チキン、一口サイズのデザート等もご用意しております」と書いています。アレルギー成分はイラスト付きで表示されています。
個人の予約はできません(予約できるのは団体だけ)。2024年7月からレストランとショップも有料エリアになり、入館チケットがないと入れません。

WEBチケットは窓口より200円安い
入館料は当日窓口で大人2,000円、大学生・高校生1,600円、中学生・小学生800円。WEBチケットなら1,800円・1,400円・600円になります。
公式のよくある質問が「入館券販売窓口に並ぶことなく、いちばんお得に入館できます」と書いています。購入は14名まで。15名以上は団体予約になります。
予約制ではありませんので、当日そのまま行けます。シニア料金と年間パスポートはありません。箱根フリーパスを見せると100円割引になります。
駐車場は約300台。自動精算機で先に精算する
乗用車が約300台、入館券売場の前にあります。営業は8:30〜17:00。料金は3時間まで500円、以降1時間毎500円です。
出口ゲートでは3時間500円の割引が効きません
精算は館内の自動精算機だけです。精算に車両ナンバーの下4桁が要ります。精算後15分以内に出庫します。連休やお盆休みは10時以降に満車になる場合がある、と公式が書いています。
電車なら箱根登山鉄道「彫刻の森」駅から徒歩2分です。坂の上り下りが1回減ります。バスは小田原駅・箱根湯本駅から「H」「J」「Z」の表示のバスで「二の平入口」下車、徒歩5〜6分です。

開館は9:00〜17:00。年中無休で入館は16:30まで
9:00〜17:00で年中無休です。入館は閉館の30分前(16:30)まで。
公式が満車について「連休やお盆休みなど、10時以降に満車となる場合があります」と書いています。車なら10時前に着きたいところです。9時に入れば、昼前に一周できます。
ペットは補助犬を除いて入れません(キャリーケースに入れていても不可、預かりもしていません)。遊具の持ち込みも断られています。医師・看護師は常駐していません。
1日の回り方(1歳連れ、大人2人3,600円)
- 前日まで…WEBチケットを買っておく(大人1,800円×2)。未就学児は無料
- 9:00…開館と同時に入館。本館インフォメーションでベビーカーを借りる(無料・予約不可)
- 9:20…芝生の「ポケっと。」で最初の休憩。オクテトラをくぐらせる
- 10:00…幸せをよぶシンフォニー彫刻→目玉焼きのベンチ→星の庭。おむつ替えは通り道の多目的トイレ
- 11:30…丸太広場キトキで弁当。ベラフォレスタなら幼児は3歳から880円
- 13:00…森の足湯であたたまる。雨や暑さがきついときはピカソ館へ
- 14:00…新館インフォメーションの授乳室で授乳してから出る
- 途中で機嫌が悪くなったら半券で出て、車で寝かせてから戻れます
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