未就学児は無料。入館は日時指定
福井県勝山市、公園「かつやま恐竜の森」の中にある恐竜の博物館です。銀色のドームの常設展示室は4,500㎡あり、恐竜の全身骨格51体と千数百の標本が並びます。
赤ちゃん連れが先に知るところを4つ並べます。
- 未就学児は観覧料がかからない(料金は小学生から)
- 入館には日時指定の観覧券が要る。繁忙日は当日券が出ないことがある
- 3階に授乳室があり、授乳のお湯ももらえる
- ベビーカーを無料で借りられる。展示室へはエレベーターとスロープで行ける
常設展の観覧料は一般1,000円/高・大学生800円/小・中学生500円/70歳以上500円です。公式のFAQは「小学生以上のお子様について観覧料金が必要です」と答えています。赤ちゃんと4歳の子を連れた夫婦なら、大人2人で2,000円です。
当日は、入館に使ったQRコードで何度でも再入館できます(公式FAQ)。再入館も入館の締め切りと同じ16:30までです。授乳や昼寝で車に戻っても、また入れます。
観覧券は60日前から
公式のトップページは、来館する人にこう案内しています。「観覧券の事前購入がなければご入館できません」。当日分を館の券売機で売るのは、事前の販売数に余裕がある日だけです。
お盆や3連休などの繁忙日は、事前購入で完売して当日券を売らないことがあります。着いてから買うつもりで出かけると、入れない日があります。行く日が決まったら、先に観覧券を買っておきます。
観覧券は60日前から買えます。1時間ごとの入館時間帯を選ぶ券です。入館したあとの滞在時間に制限はありません。
未就学児は無料ですが、券の画面には「未就学児 0円」の区分があります。人数に入れて買っておけば、当日の入館で迷いません。ベビーカーの家族は、入口の有人ゲートから入ります(公式「入館方法について」)。
常設展の券は当日16:30まで自分でキャンセルできます。公式は、早く着いたら早い時間の券を買い直し、使わない券をキャンセルしてもよいと書いています。子どもの機嫌で出発が前後しても、時間帯を選び直せます。
授乳室は3階。お湯もある
博物館の出入口は3階です。授乳室は同じ3階の救護室の並びにあり、使うときは3階の受付に申し出ます(公式「バリアフリー情報」)。
ミルクの家族に助かるのは、公式のこの一文です。「授乳のためのお湯もご用意しておりますので、同様にお申し出ください」。お湯を魔法びんで何本も持っていかなくて済みます。
同じ3階には「乳幼児が休憩できるキッズルーム」もあります。展示の合間に、赤ちゃんと休める場所です。
トイレは本館・新館の各階にあり、男女ともに多目的トイレがあります。公式FAQの答えは「本館・新館の多目的トイレにはおむつ取り替え台を設置しています」です。
これとは別に、おむつ替えのできるベビールームもあります。展示室の階でも、3階まで戻らずに替えられます。
紙おむつを館内で売っているかは、公式に書かれていません。替えは多めに持っていきます。
ベビーカーは無料で借りられる
ベビーカーは本館3階の総合受付で無料で借りられます。ただし公式は「台数が限られております」と書いています。借りられないときに備えて、自分のベビーカーも車に積んでおきます。
館内は地上3階・地下1階です。エレベーターは本館(3階〜地下1階)、新館(3階〜1階)、常設展示室(2階〜地下1階)の3か所にあります。かごは奥行136cm・幅160cm、扉の間口は90cmです。
常設展示室には、ドームの内周をぐるりと回るスロープがあります。1階から2階へ、エレベーターを待たずにベビーカーで上がれます。公式は、途中で恐竜骨格を違った角度から眺められると書いています。
1階は全身骨格51体
1階の「恐竜の世界」ゾーンには、恐竜の全身骨格が51体並びます。そのうち10体は実物の化石を使ったものです(公式「常設展示」)。
中心にいるのはティラノサウルスロボットです。リニューアルでまわりの壁を外して見る場所を広げ、左右にタルボサウルスとサウロロフスの全身骨格を置きました。人気のスピノサウルス類、スコミムスの全身骨格もティラノサウルスの横にあります。
海外の博物館から長く借りているブラキロフォサウルスのミイラ化石もあります。皮膚の痕や筋肉の様子まで残った実物で、保存の良さからギネスブックに登録されました。
「日本とアジアの恐竜」のコーナーには、福井県の発掘で見つかった新種の恐竜6種が並びます。中国四川省の恐竜時代を実物大で再現したジオラマもあります。
1階には「恐竜の塔」もあります。福井で見つかった5種の恐竜と1種の鳥でつくった全長約13mのモニュメントで、時間帯によって光の演出が変わります。
2階は生命の歴史とダイノラボ
2階の「生命の歴史」ゾーンは、46億年の地球の歴史を時間の流れに沿って見せる展示です。目を引くのは、大型のモササウルス類ティロサウルスの全身骨格です。
ダイノラボはティラノサウルスの全身骨格を中心に、恐竜のからだとくらしを学ぶ展示室です。ティラノサウルスの頭骨の中を、プロジェクションマッピングで映し出しています。
1〜2歳の子が楽しめるのは、さわれる展示です。常設展示室にはブロンズ製の恐竜模型が置かれ、さわって形を確かめられます。ダイノラボにも、さわることのできる標本があります。
ほかの展示物は、表示のあるもの以外はさわれません。撮影はできますが、フラッシュと三脚は使えません(公式「館内でのルール」)。
特別展は11月3日まで
いまは特別展「竜脚類 〜大地を揺るがした地上最大の生き物〜」を、2026年11月3日(火祝)まで開いています。主役は、化石の状態で19mにもなる中国の竜脚類シンジャンティタンです。
特別展を見るなら「特別展+常設展」の券(一般1,800円・小中学生1,000円・未就学児無料)を買います。常設展の券で入っても、当日に館内で差額を払えば特別展を足せます。
特別展示室の「3面ダイノシアター」は、特別展の期間中は休んでいます。高さ9mのスクリーンが3面を囲み、実物大の恐竜が動き回る映像です。休止中は、新館3階ホワイエのモニターで映像を順に流しています。
10月15日(木)の「化石の日」は、入館した人全員に博物館オリジナルのシールが1枚配られます。
食事は3階のみ。弁当は公園
館内の食事は、3階の「FPDM RESTAURANT」です。営業は10:00〜17:00(ラストオーダー16:30)で、予約はできません。
子ども向けには「ステゴサウルスキッズハンバーグプレート」1,300円があります。特別展にあわせた新メニューには、首長恐竜のキッズプレート1,350円とよくばりキッズプレート1,250円があります。

大人向けは、背びれの形をしたスピノサウルスカレー1,600円、福井名物ソースカツ丼1,350円、おろし蕎麦900円など。タラコクリームパスタ(1,700円)は、レストランが「辛みゼロで子どもでも美味しく食べられます」と書いています。

公式は「館内のレストランは、土日祝日は大変混雑します」と書いています。満席になると空席待ちの端末が置かれます。休日は11時台に早めに入るか、博物館前のジオターミナルのレストラン「ザウルスキッチン」も候補にします。
館内で飲食できるのは、レストランと2階・3階の自動販売機コーナーだけです。ガムやアメもできません。
お弁当や離乳食を持っていくなら、公式の案内は「駐車場内の無料休憩所や公園の施設など」です。博物館前の駐車場には、冷暖房のある「レインボー無料休憩所」があります。チャマゴン広場の屋根付き広場も飲食できるスペースです。
レストランへの食事の持ち込みは、アレルギーでメニューが食べられない場合にだけ案内しています。温めはしてもらえません。
外の公園に恐竜の遊具
博物館のまわりの「かつやま恐竜の森」は公園です。歩いて行ける距離に、恐竜の遊具がある広場が2つあります。
チャマゴン広場には、ティラノサウルスの滑り台とターザンロープ、芝生の広場があります。休憩所が2か所あり、ステゴサウルス休憩所はトイレと公園管理事務所に近い場所です。

ティラノサウルス広場は公園でいちばん大きな遊具がある広場で、約40mのビッグターザンロープもあります。公園管理事務所から歩いて約10分です。

公園側にも授乳室があります。公園管理事務所の休憩所と、博物館前のジオターミナルです。遊具の対象年齢は、公園の案内に書かれていません。
1月中旬〜2月中旬は、雪が積もると「スノーランド」になります。そりは1台300円で借りられます(積雪の状況で変わる)。
上の子は化石の体験
上の子が4歳を過ぎていれば、公園の「化石発掘体験」ができます。約1億2千万年前の石を割って化石を探し、見つけた化石を1人1個持ち帰れます。4歳〜中学生600円で、2026年は11月23日までです。
この体験には、赤ちゃん連れが知っておく決まりがあります。ゴーグルと軍手を着けられない乳幼児は、抱っこひもでも会場に入れません。大人1人で赤ちゃんを見るなら、上の子だけが体験し、赤ちゃんと会場のまわりから見学します。
軍手は必須で、公園管理事務所で1組200円で売っています。予約は公園のホームページからです。
小学生になると、館内の「化石研究体験」(約120分)にも参加できます。未就学児は入室できず、研究室には待つ場所もありません。下の子を連れた大人とは別行動になります。
きょうだいのモデルプラン
赤ちゃんと4〜6歳の上の子、大人2人で行く1日の例です。
- 9:00〜10:00…この時間帯の券で入館。3階の受付で授乳室の場所を聞き、ベビーカーを借りる
- 9:30…エレベーターで1階へ。ティラノサウルスロボットと全身骨格を見て、スロープで2階へ
- 10:30…ダイノラボでさわれる標本。3階に戻って授乳とおむつ替え
- 11:15…混む前にレストランで昼ごはん
- 12:30…公園へ。上の子と大人1人は13:30の化石発掘体験、赤ちゃんともう1人はチャマゴン広場
- 14:45…博物館に再入館して、見残した展示や特別展
公式の開館時間・入館時間帯と、常設展の目安(1時間〜1時間30分)をもとに組みました。化石発掘体験の回は9:30・11:00・13:30・15:00です。化石発掘体験は日によって開く回が違い、受付は開始20分前までです。再入館は16:30までです。
車は勝山ICから。冬は雪
車なら、中部縦貫自動車道の勝山ICから約6km・約10分です。公式の目安は、名古屋から約2時間30分、大阪から約3時間30分です。
公園には乗用車約1,400台の無料駐車場があります。ただし、駐車場から博物館の入口までは雨や日差しをよける屋根がありません。雨の日は傘を用意します。
土日祝は混み、大混雑の日は駐車場の空きを待つ渋滞が出ます。臨時駐車場からシャトルバスが出る日もあり、11月22日(日)は公園の入園規制と周辺道路の交通規制があります。
冬は雪が積もります。公式は「必ずスタッドレスタイヤを装着してください」と書いています。電車なら、えちぜん鉄道の勝山駅からバスかタクシーです。JR福井駅からの直行バスもあります。
連れて行けるのはどの月齢から
0歳から行けます。授乳室とお湯、キッズルーム、ベビールームが3階にそろい、ベビーカーも借りられます。展示はすべて屋内で、当日なら出入りもできます。
0〜6ヶ月は、ベビーカーでスロープを上りながら、大きな骨格と光の演出をゆっくり見る日になります。7〜12ヶ月は、キッズルームで休みながら回れます。
1〜2歳はまだ無料で、ブロンズの恐竜模型やダイノラボの標本にさわれます。帰りにチャマゴン広場の遊具で遊べます。
行く前に1つだけ。観覧券は日時指定で、繁忙日は当日券が出ないことがあります。行く日が決まったら先に買います。休館は第2・第4水曜日で、10月は14日と28日です。


