入園は無料。0歳も無料
山梨県富士吉田市にある総面積50万平方メートルの遊園地です。FUJIYAMA、高飛車、ええじゃないか。名前を聞けば、絶叫マシンの施設だと分かります。
赤ちゃんを連れて行くところには見えません。調べたら、公式にこう書いてありました。
「富士急ハイランドは 入園無料 です。」
赤ちゃん連れが先に知るところを4つ並べます。
- 入園は無料(無料入園券を窓口かオンラインで申し込む)
- 0歳は無料(幼児料金は1歳から)
- 親が交代で乗れる制度が公式にある
- 授乳室が4か所(うち2か所に調乳機)
乗り物に乗るときだけ、園内の券売機で乗り物券を買います。乗らなければ0円で入って帰れます。
フリーパス(ワンデイパス)は大人6,000〜7,900円ですが、これを買う必要はありません。トーマスランドのアトラクションは1機種500円で、乗りたいものだけ単券で買えます。モニュメントは0円です。
幼児料金の区分は「幼児(1歳〜未就学児)」。つまり0歳は乗り物券も要りません。1歳からはトーマスランドパスで2,000〜2,300円です。

親が交代で乗れる仕組み
チャイルドスイッチプラスという名前の制度があります。公式の説明をそのまま引きます。
「対象のアトラクションのご利用ができない『幼児』『犬』『高齢者』『障がいをお持ちの方』のお連れ様がいる場合、サービス申し込み時の待ち時間で付き添い者が交代に対象のアトラクションをご利用いただけるサービス。」
赤ちゃんを抱いて待っていた側が、次は乗る側になれます。一度並び直す必要がありません。
受付は第一入園口・第二入園口・園内インフォメーションの3か所です。インフォメーションはFUJIYAMAの横にあり、救護室とチケット売り場を兼ねています。
大人2人で行くなら、入園口で先に申し込んでおきます。どちらが先に乗るかを決めるのは、並ぶ前です。
授乳室は4か所。調乳機は2か所
公式の「サービス一覧」に場所が4つ挙がっています。
- トーマスレストラン
- トーマスのドキドキプレイグラウンド
- フードスタジアム近くの授乳室
- リサとガスパールのそらたびにっき横
公式は「ミルク用の調乳機を完備しております。」と書いています。ただし同じページに、トーマスレストランとリサとガスパールのそらたびにっき横の2か所には調乳機がないと但し書きがあります。お湯が要るなら、残る2か所のどちらかに行きます。
トーマスランドの中で完結させたいなら、ドキドキプレイグラウンドの授乳室です。ここは調乳機があり、建物が屋内で、同じ建物にトイレもあります。
個室かどうか、男性が入れるかは公式に書かれていません。
赤ちゃんの情報は「サービスガイド」にだけ載っています
授乳室・おむつ替えシート・ベビーカー貸出・チャイルドスイッチプラスは、すべて「サービスガイド > サービス一覧」にまとまっています。
料金ページにもQ&Aにも出てきません。料金ページだけを見ると、「何も書いていない施設」に見えます。
おむつは園内で買える
おむつ替えの場所について、公式はこう書いています。
「富士急ハイランド敷地内には14カ所のトイレがございます。また、園内の各エリア内のトイレ・救護室におむつ替えシートを設置しております。」
どのトイレにあるかの個別の表記はありません。「各エリア内のトイレ」とだけ書かれています。
忘れても現地で足ります。おむつの販売がナチュラルチョイスとステーションショップにあり、サイズはM・L・BIGです。
さらに自販機もあります。場所は鉄骨番長前のトイレ。おむつM・Lが2個入りで各300円、おしりふき70枚入りが240円、ナプキン2個入りが180円です。店が閉まっていても買えます。
売っているのはM・L・BIGだけなので、新生児サイズとSは持っていきます。
ベビーカーは実質500円
貸出があります。公式の言葉は「貸出時に保証金を含め1,000円お預かりし、返却時に500円お返しします。」。実質500円です。
条件が3つあります。
- タイプB型(リクライニング無し)
- 生後7ヶ月以降の子ども向け
- 現金のみ
公式は「座った状態で使用するもの」と書いています。首がすわる前、おすわりの前は、自分のベビーカーを持っていきます。
貸出と返却は第1入園口と第2入園口。一度返すと、借り直すときにまた料金がかかります。
持ち込みそのものは自由ですが、三輪車(足漕ぎペダルがあり、ハンドルがついているもの)と自走できる乗物は持ち込めません。
12機種のうち9機種は制限なし
トーマスランドのアトラクションは12機種です。公式のアトラクションページで1つずつ利用基準を見ると、身長制限も年齢制限もないものが9機種ありました。
制限があるのは3機種です。
- 身長90cm〜…ホッピング ウィンストン、GO!GO!バルストロード
- 3才〜…ニアとアニマルコースター
ニアとアニマルコースターは1周70秒のミニコースターで、公式が「こどもたちのコースターデビューにぴったり」と書いています。3歳からです。
12機種のうち、公式が「小さなお子様も安心していっしょに楽しむことができます」と書いているのはトーマスのハッピースマイルだけです。トーマス、パーシー、ジェームスのライドに乗ってゆったり周回します。
「制限なし」は「赤ちゃん向き」ではありません
制限なしの9機種には、いたずらクランキーが入っています。公式の説明は「いたずら好きのクランキーが7mの高さまで貸車をつり上げます。高さ7mを通過しながら、ぐるぐる回るアトラクション」。
トーマスのバブリースプラッシュも制限なしですが、「コース中盤では滑り台を上って、勢いよくスプラッシュ!!」とあります。川下りです。
しゅっぱつ!ハロルドのスカイパトロールも制限なしで、7mまで上昇して旋回します。
公式が言っている「制限なし」は、乗ってよい条件の話です。乗せるかどうかは保護者が決めます。

トーマスランドの全機種に「未就学のお子様は中学生以上の付添者の同伴が必要です」と書かれています。7才未満は中学生以上の同伴が必要というのが園全体のルールです。
見落としやすいのは、そのあとに続く但し書きです。付添者1人が連れて乗れる未就学児の数が、アトラクションごとに違います。
未就学児1名につき同伴者1名が必要なのは3機種。トーマスとダンシングパーティー、トーマスのバブリースプラッシュ、ニアとアニマルコースターです。
未就学児2名につき同伴者1名でよいのが、わくわくライド、ハッピースマイル、いたずらクランキー、立体迷路トーマス・サーカス、ハロルドのスカイパトロール、ホッピング ウィンストン、GO!GO!バルストロード、ドキドキプレイグラウンドです。
上の子と赤ちゃんを連れて大人1人で回る日は、ここで乗れるものが決まります。
もうひとつ。トーマスランドの多くのアトラクションに「妊娠中の方はご利用できません」と書かれています。記載が無いのはモニュメント、ドキドキプレイグラウンド、リサとガスパールのミュージアムです。わくわくライドはジェームスの炭水車だけが不可で、トーマスとパーシーの機関車には乗れます。
雨でも使える屋内が6つ
トーマスのドキドキプレイグラウンドは屋内型のプレイグラウンドです。公式の説明に、赤ちゃん連れに効く一文があります。
「パーシーのアスレチックや、小さなボールプールがあるベビーエリア、工作や音楽に合わせてあそぶみんなでプレイタイムなど、年齢に合わせて様々なあそびを楽しむことができます。」
続けてこうあります。「建物内にベビールームもあるので、小さなお子さま連れの方や雨の日でも安心して遊べる屋内型プレイグラウンドです。」
ベビーエリアとベビールームが同じ建物にあります。遊ぶ、授乳する、おむつを替える、雨をしのぐ。この4つが1か所で済みます。
同じページに「館内には段差や階段がございます。足元には十分注意してご利用ください。」とも書かれています。

公式が「雨天時利用可」と明記しているものを集めました。6つあります。
- トーマスのドキドキプレイグラウンド(屋内。ベビーエリアとベビールーム)
- トーマスとダンシングパーティー(ゆっくり左右を向きながら回転)
- ホッピング ウィンストン(身長90cm〜)
- モニュメント(0円)
- リサとガスパールのミュージアム
- リサとガスパールのミラーメイズ(屋内型迷路)
このうちリサとガスパールのミュージアムは、付添者の同伴が必要という但し書きも、妊娠中の方の制限もありません。足に障がいのある方も利用可と書かれています。原作者のスケッチ画などを展示した小さなミュージアムで、ミニシアターが併設されています。いちばん静かに過ごせる屋内です。
ミラーメイズは「館内には段差などがございます」と書かれています。抱っこで入るなら足元を見ます。

低アレルゲンの食事が2店
アレルギーのある子ども向けのメニューが、公式に名指しで2つ出ています。
- フードスタジアム…低アレルゲンカレー
- トーマスレストラン…低アレルゲンプレート
アレルギー成分表は各店舗のスタッフに声をかけると出してもらえます。
どちらも授乳室の近くです。フードスタジアムの近くに授乳室があり、トーマスレストランには授乳室が中にあります(調乳機はありません)。トーマスレストランには店内にトイレもあります。
園内にはセブンイレブンもあります。ATMと外貨両替機も同じ場所です。
キッズメニューがあるか、離乳食を持ち込めるかは公式に書かれていません。飲食物の持ち込みの可否も記載がありません。
営業時間も休園日も日替わり
ここが一番の注意点です。営業時間も休園日も、日によって違います。
公式が月ごとのカレンダーを出しています。2026年10月なら、閉園は18:00・19:00・20:00のいずれか。開園は9:00です。
さらにトーマスランドは本体より早く閉まる日があります。同じ10月で17:00または18:00です。トーマスランド目当てなら、本体の閉園時間を見ても足りません。
休園日も不定で、同じカレンダーに載っています。出かける前に月ごとのページを見ます。
当日は「本日の運行情報」のページで、現在時刻のアトラクション運行状況が見られます。点検による運休があるので、着いてから並ぶものを決めるより先に確認できます。
駐車場は90分無料。ロッカー約700台
車なら中央道河口湖ICに接しています。駐車場は2か所です。
- フジヤマ駐車場(第一・第三)…普通車・大型車・二輪車
- ええじゃないか駐車場(第二)…高さ2.1m以下の車のみ
入庫ゲートを通ってから90分以内に出れば無料です。車で寝てしまったとき、車に荷物を取りに戻るとき、ここが効きます。
ただしイベントなどの実施状況により、「前払い・90分無料なし」になる日があります。料金そのものも日によって変わり、公式が月別の料金表を出しています。車両の高さが2,500mm以上なら大型車料金です。
送迎専用レーンがあります。車中泊はできません。
電車なら富士急行線「富士急ハイランド駅」が第二入園口側にあります。高速バスは隣接するホテルの駐車場内のバスターミナルに着きます。
園に入ったあと、荷物と体調のほうも公式に載っています。
- 救護室…FUJIYAMA横の園内インフォメーション(看護師が不在の場合あり)
- AED…6か所
- コインロッカー…約700台(現金400〜800円、キャッシュレス400〜1,500円)
- 迷子の園内放送
ロッカーの場所は第1駐車場、SHOP FUJIYAMA、第2入園口、絶望要塞のトイレ横、フードスタジアム横です。荷物を預けてからベビーカーを借りると、入園口で一度に済みます。
喫煙所を除く敷地内は全面禁煙です。喫煙所は2か所(高飛車の待ち列奥と、FUJI BerriQs SKATE PLAZA近くのトイレ横)にあります。
連れて行けるのはどの月齢から
0歳から行けます。ただし「乗るため」ではありません。
0〜6ヶ月は、入園無料・授乳室4か所・おむつ替えシート・屋内のベビールームが効きます。乗り物券を買わなければ0円です。ベビーカーの貸出が生後7ヶ月からなので、自分のものを持っていきます。
7〜12ヶ月からベビーカーを借りられます。ドキドキプレイグラウンドのベビーエリアと小さなボールプールが使えるのもこのあたりからです。
1〜2歳になると、トーマスランドの単券(1機種500円)が生きます。身長・年齢制限のない9機種から選んで、乗りたいものだけ買えます。1歳から幼児料金がかかるので、数機種なら単券、たくさん乗るならトーマスランドパスです。
3歳からニアとアニマルコースターに乗れます。身長90cmを超えればウィンストンとGO!GO!バルストロードも加わり、12機種すべてが対象になります。
絶叫マシンの施設だから赤ちゃん連れには無理、ではありませんでした。入園が無料で、親が交代で乗れて、授乳室が4か所ある。そのうえで、乗せるものを選ぶ日になります。


